診療案内
歯 科
むし歯の原因
虫歯は、細菌・砂糖・虫歯にかかりやすい歯の質の3つが重なったとき、発生します。これら1つでも欠けると虫歯は発生しないのです。
この中で、食事と歯の質は、改善するにしても限界があります。誰でも出来る虫歯予防、それが日頃の歯磨きになるのです。
正しい歯磨きの仕方
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1本1本、確実に磨いていく。
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歯ブラシの毛先部分を歯、または歯と歯肉の境目に直角に軽くあてて、力をあまり入れすぎないよう小刻みに、軽く振動させるように磨きます。
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歯ブラシを横だけに動かす人が多いですが、横だけでなく上下にも歯ブラシを動かすことを心掛けて磨きましょう。
当医院では、スタッフが直接、患者様にブラッシング指導を行なっています。各々の歯並びにあったブラッシング方法をご指導いたしますので、ブラッシング方法でお悩みの方がおられましたら、お気軽にご相談ください。
むし歯の進行状況を表す記号
C0
自覚症状は全くない状態です。
治療はできるだけせずにフッ素を塗り再石灰化することを試みます。
C1
歯の表面に小さな穴があいた状態を指します。
痛みなどの自覚症状はありません。この段階で発見できれば痛みを感じることなく治療ができます。
C2
穴が象牙質という部分まで進行した状態を指します。
冷たいものや熱いものがしみる場合、このC2という状態まで虫歯が進んでいる可能性が高いと言えます。できるだけ早く歯科で治療をする必要があります。
C3
神経まで虫歯が進行した状態を指します。歯髄炎をおこしているため、激しい痛みを感じる場合、このC3という状態まで虫歯が進んでいる可能性が高いと言えます。歯科での、本格的な治療が必要となります。
C4
虫歯が歯根まで進行した状態で、すぐに治療しなくてはならない状態を指します。
最悪の場合、歯を抜かなければならないこともあります。
小児歯科
小児歯科とは
小児は、小型の大人ではありません。
小児歯科における小児のマネジメントは、難しいものがあります。
シーラントに代表される予防処置やフッ素塗布など、現在ある歯を大切にすることが大切です。
この他、たなべ歯科では、お子様及び保護者の皆様と協力しあって、虫歯のない健康な歯を目指す「ピカピカキッズ」という歯の予防クラブ(入会料無料)で、お子様の歯をサポートしています。
シーラントとは
シーラントとは、奥歯の噛みあわせの部分にプラスチックなどを埋め込んで、その部分を虫歯予防しようという方法です 。奥歯には歯ブラシの毛先が届かない溝が存在します。その溝に食べカスなどの汚れがたまり、そのままにしておくと虫歯になってしまいます。そこでシーラントという方法で溝を埋めてしまい、虫歯を防ごうという事です。シーラントは歯を削ったりしないので、歯にあまり負担がかからないため、子供の歯の虫歯予防に特に効果的とされています。
予防歯科
いつまでも健康な歯でいるための予防
「歯が痛くなったら歯医者へ行く」、「歯は悪くなったら治療すればいい」と思っていませんか?
いくら早期に治療してもいったん悪くなってしまった歯は寿命が短くなってしまうのです。
あなたが、なぜ虫歯や歯周病にかかってしまうのか、その原因を把握できれば、あなたに合った治療、予防を行なうことができます。虫歯や歯周病のリスクを知って歯科医院で行なうプロフェッショナルケアとご自宅で行なうセルフケアを両立し、お口の中をいつまでも健康に保ちましょう。
歯科医院で行うプロフェッショナルケア
自身の歯をできるだけ長く使うためには、「予防」は非常に大切なことです。
そこで当院の歯科予防プログラムの一部を紹介します。
■フッ素塗布
乳歯や生え替わったばかりの永久歯にフッ素を塗布することで、歯質を強化することができます。
■定期健診
冒頭に述べたように、歯は治療するたびにダメージを受けて弱くなっていきます。そうならないよう、治療後も定期的なメンテナンスを行なうことをお勧めします。3~6ヶ月に一度は定期検診を受け、健康な歯を維持するよう心がけましょう。
自宅で行うセルフケア
歯にこびりついた細菌バイオフィルムは、歯磨き等では完全に除去することはできません。いかに細菌バイオフィルムができるのを防ぐか、が自宅で行なうセルフケアでは重要になってきます。
■よく噛んで食事をとる
唾液には、歯の再石灰化を促進する効果があります。なので、食事の際よく噛んで食事を取るよう心がけてください。
■食事の後は、歯磨きをする
当たり前のことですが、食事の後は歯磨きをする習慣を身につけて下さい。歯磨き粉は、フッ素入りがいいでしょう。また、歯磨きの正しい方法を身につけて下さい。当院では、患者様にブラッシング方法をご指導させていただいていますので、スタッフにお問い合わせください。
■フロスを使う
歯の隙間に細菌は多く潜んでいます。
市販されているフロスを使って、歯の隙間も綺麗にしましょう。朝と寝る前の一日2回行なうのが望ましいです。
歯周病
歯周病とは
若いときに歯を失うのは虫歯が原因であることが多いのですが、40代を過ぎてから歯を失う最大の原因はこの歯周病です。
歯周病(歯槽膿漏)とは歯を失ってしまう恐ろしい病気です。
歯を失うと食事もうまくできず、全身に悪影響を及ぼします。
歯周病には痛みなどの自覚症状がほとんどないため、気が付いた時には手遅れになってしまっていることが多いというのが、歯周病の最も恐ろしいところです。
歯周病の初期の段階では歯を磨く時に血が出たり、歯茎がムズムズするといった症状しかありませんので、もし少しでも歯茎などに違和感を感じる事があれば、早めの検査をお勧めします。
治療法としては、以下の治療法があります。
スケーリング
歯周病の原因には様々なものがあるのですが、その大きな原因の1つがプラーク(歯垢)です。歯周病の治療を進めていく上で最も大切なことはプラークをしっかりと取ることなのですが、歯の表面はザラザラしているためプラークが付きやすく、付いたプラークが落ちにくくなります。この歯石を取ることでプラークが付きにくい状態にし、歯周病を改善させます。歯石は一度取ってもしばらくすると再形成されるため、定期的に歯科医院で取ってもらう必要があります。
歯周外科処置
フラップ手術とも呼ばれています。進行した歯周病では、歯周ポケットが深く、奥のほうにプラークや歯石が付着しています。このような場合、通常の器具ではそれらを取り除くことができません。そこで歯肉を切開し、奥に付着しているプラークや歯石、また炎症をおこしている組織を取り除いたあと、歯肉を元の位置に戻して縫い合わせる方法です。
歯周病治療 Q&A
Q
歯周病の予防方法はありますか?
A
歯周病を予防するためには毎日の歯磨きが最も重要なのですが、それだけでは十分ではないこともあります。歯石はいくら頑張って歯磨きをしても自分で取る事は出来ませんし、部分的に歯磨きが上手に出来ていなかったりすることで、自分では見つけられない場所に虫歯が出来てしまうこともあります。そのため歯周病を予防するためには、歯科での定期的なメンテナンスが一番の方法だと思います。
顎関節症治療
顎関節症治療について
顎関節症の症状は、主に「顎が痛い」、「口が開かない」、「顎がなる」です。
この中でも、軽症の方と重症の方がいます。治療法としては、少し歯を削って噛み合わせのバランスをとる、スプリント療法で、顎の関節や周囲の筋肉に負担をかけないようにするなどがあります。このほか、再発防止のための生活改善療法があります。症状によって、対応が異なりますので、まずは、検査してもらいましょう。
スプリント療法
顎関節症の全般的症状改善に有効な方法で、上顎か下顎のどちらかにスプリントと呼ばれる装置を入れるものです。スプリントというのは、顎関節症治療用マウスピースです。透明なプラスチックのかぶせもので上か下の歯全体を覆い、噛み合わせを変えることによって、噛みこんだ時に関節にかかる強い力を軽減することができ、関節や周囲の筋肉を安静な状態にすることが出来ます。病状の初期の場合にはかなりの確率で改善できますが、重症の方などには、効果がない場合もあります。
顎関節症治療 Q&A
Q
スプリントは24時間、つけていないとだめですか?
A
装着するのは、基本的には夜寝るときだけです。日中の使用や長時間の使用は、個々の症状にあわせて指示させていただいています。
Q
スプリント費用はどれくらいかかりますか?
A
使用するスプリントによって、金額は変わりますが簡単なもので1000円程度になると思います。
Q
完治するまでどれくらいの期間がかかりますか?
A
先にも述べましたが、顎関節症の方、全員が完治するとは限りません。なので、だいたい2ヶ月ほど続けてもあまり効果が見られない場合には、継続するかどうか顎関節症の程度によって判断します。
訪問歯科診療
たなべ歯科では、地域医療に貢献するために高齢者の方や介護を必要とされている方への訪問治療や、定期的なメンテナンスを実施しております。
どうぞ、お気軽にご相談下さい。
【対象者】
寝たきりの高齢者の方や、お体が不自由で歯科医院への通院が困難な方
【対応エリア】
松山市全域 ※一部、訪問に伺えない地域もございます。
【治療内容】
・在宅や病院などにおいて可能な歯科治療
・口腔内の清掃 、手入れ
・ご家族の方への手入れの指導
・適切な口腔清掃器機などの紹介
【訪問日時】
お電話等でご連絡いただいた際、ご家族の方とご相談の上、日時を決定します。
【診察料】
原則的に、医療保健・介護保険が適用されます。
※適用外の場合もありますので、ご相談ください。